工業CADをやっていた人間からするととても分かりにくい『ベベル』での丸めの感覚。
工業的な『面取り』や『フィレット』とは違って、しっかりとした形で定義されるわけでも無く、かといってやらなければサブディビジョンにした時に角部がどっかに行ってしまうのでやらなければいけない操作である『(エッジ)ベベル』。
上の6個がサブディビジョン前で、下の6個がサブディビジョン後。
キーボードのキーみたいな形状に1㎜のエッジベベルを行った。
異なる条件としては左から、
①丸目レベル0
②丸目レベル1
③丸目レベル2
④短形
⑤エッジ
⑥エッジベベル無し
まず前提の話として、ベベルを行わないと⑥の様な形状になる。
サブディビジョンでとにかく丸くしてしまうので、元の形状から異なってしまう。
だから、ベベルは必ず必要。
次に特徴がある形状が⑤の『エッジ』
これは頂点にエッジが集合する形になって、1点に6本もエッジがつながっている。
それだとソリッドワークスとかだとエラーのもとになったりするのでやりたくない。
角部を故意に丸めるにしろ、ちょっとデータ的にやりたくない感じ。
次に①~③の丸めレベル。
丸めレベル0で行うとフィレットみたいに半径していみたいな事ができそう。
ただし、インスタンス1㎜だからと言って半径1㎜にはならない。
丸めレベルが多くなると範囲内のエッジが増えていく。
鋭角な形状を作りたいなら、丸めレベルを増やしていくかインスタンスを小さくする感じ。
ただ、丸めレベルを上げるとエッジが増えたりでデータとしては複雑で重い感じになるので、1とか2で十分な感じ。
最後に④の短形だけど、これは②の丸めレベル1と同じ様な感じ。
サブディビジョン前の形状で面取りされるかどうかの違いがあるけど、サブディビジョン後はほとんど同じ。
気持ち角の頂点が少しだけ④の方が尖ってる。
機械的な直線形状が欲しい場合は、インスタンスを小さくして丸めレベル1くらいにするのが良さそう。
シャープ 丸み
③>④>②>①>⑤>⑥
データ良 データ重い
⑥>①>②=④>③>⑤